危うく葬儀費用で借金!?親が亡くなった直後の「病院からの紹介」の恐ろしさ


この記事を書いた人
田中美智子(54歳・パート主婦)
親の死後、相続と実家の片付けで揉めに揉めた経験から、後悔しないための生前対策を当事者目線で発信しています。
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3年前、深夜の病院で父が息を引き取った直後。涙も乾かないうちに看護師さんから言われた言葉を、私は一生忘れません。
「あのう、ベッドの空きの関係もありますので……数時間以内にお父様を搬送する手配をお願いできますか?」
実は、親を亡くしたご遺族の多くが、この「死後すぐの強制退去令」でパニックになり、取り返しのつかない後悔をしています。気が動転している中で「病院の提携葬儀社を呼びましょうか?」と言われ、言われるがままにサインした結果、相場の2〜3倍もの数百万円の請求書を突きつけられ、借金まで背負うハメになる悲劇が後を絶たないんです。かく言う私も、あやうく300万円のボッタクリに引っかかりそうになりました。
この記事を読めば、親の死という極限状態の中で悪徳業者に騙されず、不要な「数百万円の金銭的損失」と「親族間の揉め事」を完全に防ぐための生前対策が分かります。もしもの時に自分を見失わないための防衛策を、今すぐ身につけてください。
💡 この記事で解決する3つの不安
- ✅ 病院で急かされて「高額な葬儀プラン」を契約してしまう罠
- ✅ 誰を呼ぶか、いくらかかるか……親族間の意見対立と揉め事
- ✅ 生前見積もりで費用を数十万円安く抑える賢い準備
パニック状態の遺族に差し出された「300万円の請求書」
深夜1時、病院の裏口に現れた葬儀社の男性は、とても丁寧で物腰の柔らかい方でした。 手際よく父を寝台車に乗せ、実家の和室へ安置してくれました。そこで、一息つく間もなく男性は分厚いパンフレットを取り出しました。
「では、お葬式の打ち合わせをいたしましょう」
私たちは、深い悲しみと深夜の極度の寝不足で、完全に思考停止状態に陥っていました。 「お父様の社会的地位から言えば、これくらいの祭壇が相応しい」「棺はこちらの高級なものが皆さんに選ばれています」……。
言われるがままに「はい、ではそれで」と頷き続け、最後に出された見積書を見て、私は思わず息を呑みました。
「え、お葬式って……300万円もかかるんですか!?」
相場を知らないことの恐怖
後になって分かったことですが、一般的な家族葬の相場は「100万円〜150万円」程度です。300万円というのは、何十人もの参列者を呼ぶ大規模な一般葬か、あるいは不当に高いオプションが上乗せされたボッタクリ価格に近いものでした。
私はハッと我に返り、「申し訳ありません、一度家族だけで話し合います」と契約を一旦保留にしました。(それでも安置料などの実費はしっかり請求されましたが)。
もしあの時、言われるがままにサインをしていたら、父の少ない預金では全く足りず、私たちが借金を背負って葬儀代を払うことになっていたかもしれません。
ちょっと話がそれますが、後日、同じ経験をした知人の話を聞いたら「うちは言われるままにサインしちゃって、あとから後悔した」と言っていました。このパターン、本当に多いんです。深夜に冷静な判断なんてできるはずがないのに、その場で契約を求められるシステム自体に問題があると私は思っています。
よくある失敗事例:断れない状況で不要なオプションをてんこ盛りに
実際にこんなトラブルが国民生活センターにも多数寄せられています。
- 状況:母親が急死し、病院の紹介で来た葬儀社にそのまま依頼。夜通しの打ち合わせで疲労困憊の中、「お世話になったお母様ですから、祭壇は一番良いものを」「皆様はこちらの棺を選ばれますよ」と次々に提案された。
- 結果:親族の手前、見栄もあって断れずすべて「はい」と答えた結果、予定していた家族葬の予算(100万円)をはるかに超える約350万円の請求。親の預金だけでは到底払えず、子どもがカードローンで支払うことに。
専門家の視点からのお金と法律のアドバイス(FP・相続診断士の知見)
※本セクションは一般的な法律・制度情報に基づいています。個別の事情については専門家へご相談ください。葬儀の契約も法律上の「業務請負契約」ですが、葬儀の性質上、一度終わってしまうと取り返しがつきません。
| リスクのポイント | 専門家からの警告 |
|---|---|
| クーリング・オフの適用除外 | 葬儀の契約は、基本的にはクーリング・オフの対象外となるケースがほとんどです(自ら店舗に赴いて契約したとみなされやすいため)。 |
| 葬儀費用の相続控除 | 葬儀費用は相続税の計算から控除できますが、「香典返しの費用」や「初七日法要等の費用」は**控除対象外(自己負担)**になります。詳細な見積もりが分かれていないと税務申告でも揉めます。 |
つまり、「その場でサインをしてしまったら最後」、後から冷静になって取り消すことはほぼ不可能に近い極めてシビアな契約なのです。
葬儀トラブルを防ぐただ一つの方法:生前見積もり
この強烈なヒヤリハットを通して、私は確信しました。 「親の葬儀について『元気なうちから話し合っておくこと(事前準備)』は、最大の親孝行である」と。
「親が死んだ時のことなんて縁起でもないから考えられない!」 その気持ちは痛いほど分かります。(親への終活の切り出し方で悩む方は、こちらの記事 も併せてお読みくださいね)
しかし、親が亡くなった直後のあの極限状態・パニックの中で、数時間で数百万円の買い物の決断を迫られる方が、よっぽど非人間的で残酷なんです。
事前見積もりがあるだけで世界が変わる
親が元気なうちに、複数の葬儀社から「生前見積もり(事前見積もり)」を取っておいてください。
まず一番大きいのが、極限状態で「比較検討」しなくて済むこと。あらかじめA社にお願いすると決めておけば、病院で「提携の葬儀社を呼びますか?」と聞かれても、「いいえ、決まっているところがあります」と堂々と断れます。
それから、冷静な時に判断できるのも助かります。「お坊さんを呼ぶか(読経)」「花祭壇はどれくらいの大きさか」「参列者は何人想定か」を、親本人と一緒に時間をかけて決められるんですよね。あなたのご家庭では、こういう話、できそうですか?
そして何より、費用の工面ができること。「あ、家族葬でこれくらいの規模ならざっと120万か」と相場がわかっていれば、子どもたちへの心理的・経済的重圧は格段に下がります。
パンフレットを取り寄せるだけでもOK
病院でパニックになる前に。いますぐ「相場」を手元に置いてください
いざ親が倒れ、病院から「数時間以内のご遺体の搬出」を迫られたとき、冷静にスマホで葬儀社を検索したり料金を比較したりできる人間はいません。もし今、手元に1社のパンフレットすらない状態なら、今すぐに行動を起こすことを強くおすすめします。
- 無料で安心の優良業者を一括比較:条件を入れるだけで、悪徳業者を排除した複数の葬儀社から一括で見積もりを取り寄せられます。
- 深夜のパニックからの解放:手元にパンフレットと費用相場があるだけで、いざという時の「病院の紹介」を堂々と断るお守りになります。
- スマホから3分で手配完了:誰にも知られず、こっそりと郵送で資料を取り寄せることも可能です。
何も準備せず、病院で提示された数百万円の請求書に震えながらサインをするのは絶対に嫌ですよね。まずはプロの相談窓口を通じ、無料の一括見積もりで「適正価格」を知ることが、あなたと家族の財産を守る第一歩です。今すぐ資料を取り寄せておきましょう。
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この記事を書いた人:田中美智子
54歳、東京在住のパート主婦。3年前に父を亡くし、遺産相続と実家の片付けで大苦戦。「同じ後悔を他の人にしてほしくない」という思いで、等身大の終活情報をお届けしています。


